速度と区間加速解析


 

ハロンタイムと区間加速度

馬場対応力、馬体コンディションの有効な指標
 


競走馬は、競馬の開催によって、異なる馬場でのレースとなる事は日常的です。 また普段の調教においても、ダート、芝、ウッドチップまたは坂路と異なる馬場を使います。 特に海外での競馬となると馬場の負荷がホームコースとどの程度異なるか把握する事は非常に重要となります。 
Horsecallシステムは、調教中のゴールポスト前のハロン区間での加速度を解析する事で、どのような加速特徴があるかを解析します。 速度と加速度がグラフ表示される事で、馬が前進加速及び着地による減速加速を行っているかを視覚的に確認できます。
同じタイムで追い切りを行った場合でも、実際の馬体の加速状態は一頭毎に異なります。 良馬場と重馬場でも踏み切りや着地減速時の馬場の安定度が異なる為、加速特徴は大きく異なります。 
加速度データは、グラフ表示と併せて個別にデータ保存されます。 馬毎に良馬場と重馬場の加速状態を比較すれば、馬の馬場適性を比較する事が可能となります。 また海外遠征の場合には、現地の馬場がどの程度の状態であるかは、加速度と速度データをホームコースのデータと比較する事で把握する事が可能となります。さらに心肺や疲労のデータと加速度データを複合させる事で、馬の調子を検討する事も可能です。 同一タイムで追い切りを行った場合に、心肺の回復、疲労状態と加速状態を調子の良い状態を基準として比較する事で馬のコンディションを評価できます。